プロ9年目の木戸愛(26=ゼンリン)がこの日のベストスコアタイ67で、スタート前の27位から5位に浮上した。
今季はここまでツアー11戦に皆勤出場してトップ5が2度で予選落ちなし、賞金ランクも23位と安定したプレーを見せる。
オフに“改革”に取り組んだ成果だ。「スイングの考え方として『形』より『感覚』を大事にしようと決めました」。練習はサンドウエッジで約40ヤード打つことばかりだった。ロフト角も58度から56度に変更。これまでフルスイングにこだわってきたが「ヘッドがどういう入り方をするのか」などを考えて、ハーフショットを繰り返した。ハワイ合宿では朝から晩までサンドウエッジを握り続け、師事する芹沢信雄プロに「おまえ、溝がなくなっちゃうぞ」と笑われたという。
「要は(両手を広げて)スイングはこの間だけだと思うので」と、インパクトゾーンの再現性を高めることにこだわった。「それを徹底することで、他のアイアンも、ドライバーもよくなりました」という。
初優勝を飾った12年サマンサタバサレディースは連続予選通過の10戦目だった。現在は昨季終盤の3試合を加え、自己最長の15戦連続予選通過中。似た状況が、待望久しい4年ぶりの歓喜につながるか。「成長していると思っています」という木戸が、最終日もビッグスコアを狙っていく。

