中沢大樹(兵庫・滝川二高2年)がプレーオフで、2014年世界ジュニア13-14歳男子優勝の杉原大河(徳島・生光学園高3年)を破り、IMGA世界ジュニア日本代表をつかんだ。

 通算4オーバー148の2位で並び、代表権を争うプレーオフに。1ホール目の1番をパーで分けた後の2番で、杉原がティーショットを左OB。3打目も右の林に入れるトラブルになり、中沢は冷静にパーで収めて、ダブルボギーの杉原を下した。

 最終日は首位に3打差でスタートし「全ホールバーディーを狙う気持ちで行きました」と攻めに徹した。1番で1メートルを入れ、2番でボギーにしたが4番、5番でともに3メートルを入れて連続バーディーと一時は通算2アンダーまで伸ばした。「どんどん行こうと思いすぎた」と6、7番連続ボギーと、出入りの激しいゴルフになったのが「もったいなかった」と反省する。

 2012年、14年と決勝大会に進んだが世界ジュニアには行けず、3度目の正直で念願の代表入り。「行くからには優勝を目指したい。自分はスポーツ選手らしくなくネガティブな性格なので、それをなくす努力をしたい」と真剣な表情で話した。