男子ゴルフの松山英樹(25)が18日、米ウィスコンシン州エリンのエリンヒルズ(パー72)で行われた全米オープン選手権で、メジャーの日本勢最高に並ぶ2位に入った。1980年の同選手権でジャック・ニクラウス(米国)と激闘を演じた青木功に順位で肩を並べた。世界ランキングでは4位から、自身の日本勢史上最高を更新する2位に浮上した。

 14位から最終ラウンドに臨んだ松山は8バーディー、2ボギーでこの日最高の66をマークして上位を猛追。通算12アンダーの276で競技を終えた。後続のブルックス・ケプカ(米国)が終盤に伸ばしたため栄冠には届かなかったが、117回の歴史と伝統を誇る最高峰の舞台で底力を示した。

 東北福祉大時代の2011年に日本初のベストアマチュアに輝いたマスターズ・トーナメントから19度目となるメジャー挑戦で自己最高成績を収め、日本男子の悲願となっている栄冠へさらに期待が高まった。