今季限りの現役引退を表明している女子ゴルフの宮里藍が23日開幕のアーカンソー選手権(米アーカンソー州ロジャーズ)で約2カ月ぶりに米ツアーに復帰する。20日は会場のピナクルCCで調整し「結果を残したい」と意気込んだ。

 19日に32歳となった宮里藍は、この大会で2012年に米ツアー通算9勝目を挙げて以来、優勝から遠ざかっている。引退表明後初めて顔を合わせる選手が多く、笑顔であいさつを交わしたが「感傷的になることはない」と試合へ気持ちを高めた。

 練習では18歳の畑岡奈紗と前半の9ホールを回った。初めてラウンドをともにした畑岡は「ずっと目標にしていて、憧れの存在。いろいろと学びたい」。うれしそうな後輩を「すごいポテンシャルがある」と評した。

 同選手権は3日間で争われ野村敏京、横峯さくら、上原彩子も出場する。