男子ゴルフのメジャー、全英オープン(20日開幕、ロイヤルバークデールGC)の練習ラウンドが18日に同コースで行われた。

 2年連続出場の谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は松山英樹(25)、欧州アマ覇者のアルフィー・プラント(25=英国)とともに18ホールをプレー。2日前の練習ラウンド時とは正反対の風が吹き「ギャップがすごい」と、あらためて天候との戦いが鍵を握る全英の難しさを感じ取った。

 現在世界ランク50位。2週前に欧州ツアーの大舞台、アイルランド・オープンで10位となってもランキングが上がらず「上のヤツらがどれだけすごいか…」と世界の層の厚さを痛感した。それでも、この座をキープすることで8月3日開幕の世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待への道が開ける。さらに先を見据えれば、すでに松山の世界選抜入りが確実となっている9月のプレジデンツ・カップ出場にもつながってくる。

 「(世界選抜入りは)気が引けるわ」と苦笑交じりに謙遜するが、3月の世界選手権シリーズ、デル・マッチプレーでの4強入り、欧州ツアーで2度優勝争いに絡んでいる今季の活躍を考えれば、十分にその資格は有している。配分の大きいメジャーでポイントを稼ぎ、新たなステージを引き寄せたいところだ。