首位と7打差の通算4アンダーから出た世界ランキング2位の松山英樹(25)の猛チャージはならなかった。

 1番で第1打を曲げて痛恨のトリプルボギーをたたいた。8番でこの日初めてのバーディーを奪い、9番を終えて通算2アンダーとスコアを2つ落とした。

 後半に入っても11番、12番でボギーをたたくなど我慢のゴルフが続いた。15番、17番のパー5でバーディーを奪取したものの、序盤のトリプルボギーが響き、この日は2オーバー72でフィニッシュ。通算2アンダー278の14位に終わった。

 プレーを終えた松山は「ショットが不安定だった。それに尽きる。(1番は)いい感じで振ったけど球が曲がってしまった。その後、ショットで(気持ちを)切り替えられなかった。ショットとアプローチが良くなかった分、パットに助けられた。グリーンの外からでも距離感はあっていた。次にいかしていきたい」とコメントした。

 ジョーダン・スピース(23=米国)が通算12アンダーで全英初優勝を飾った。