女子ゴルファー日本一を決める日本女子オープン選手権開幕前日の27日、出場選手が千葉県の我孫子GCで最終調整した。

 昨年覇者で2週連続優勝も懸かる18歳の畑岡奈紗は「楽しみ。毎日攻める気持ちを忘れずにプレーしたい」と笑顔で意気込みを語った。

 練習ラウンドで9ホールを回った畑岡はグリーンとその周辺を入念に確かめた。「ピンポジションを想定して(ショットで)狙う位置を確認した」と説明。パットも練習場で時間をかけて距離の感覚を合わせるなど、調整に余念がなかった。

 過去に2度大会を制した宮里美香は軽い練習で開幕に備え「2009年にプロとして初めて出た日本女子オープンが我孫子GCでの開催だったので、思いは強い」と意欲的。その09年大会で宋ボベ(韓国)にプレーオフで敗れて2位だった横峯さくらは「悔しい思いをしたが、コースとの相性はいいと思う」と攻略に自信をのぞかせた。

 賞金ランキングでキム・ハヌル(韓国)に次ぐ2位の鈴木愛は「想定より易しいセッティング。毎日2アンダーくらいは出していかないといけない」と気を引き締めた。