男子ゴルフの欧州を除く世界選抜と米国選抜による団体対抗戦、プレジデンツ・カップ(28日開幕、ニュージャージー州ジャージーシティー、リバティ・ナショナルGC)で米国選抜の副主将を務めるタイガー・ウッズ(41)が27日の公式会見に出席した。

 1月にツアー復帰を果たしたが、2月の欧州ツアー、ドバイ・デザート・クラシック(UAE)で途中棄権。4月に4度目となる腰の手術に踏み切り、再び長期離脱。5月末にはアルコールか薬物の影響下で車を運転した容疑で逮捕された。

 会見には他に両チームの副主将7人がいたが、質問の多くが久々に公の場に姿を現したウッズに集中。自らの現状について「健康状態はすごくいい。医師のタイムテーブルに沿って進めている。先週、ようやく60ヤードのショットが打てるようになった。すごく真っすぐ飛ばせたよ」とジョークを交えて笑った。

 「トレーニングは続けているけど、ゴルフをする体は出来上がっていない」とも続けた。カムバックの時期を明言することはなく、競技に戻ってこない可能性もあるか聞かれると「もちろんだ。未来はどうなるか分からない。(今の)僕は60ヤードを打てるようになったということだ」。このまま引退となるケースも覚悟していることを明かし、会見場を後にした。