午前のフォアサム4試合を3勝1分けとしていた米国選抜が、午後のフォアボール4試合でも3勝1敗とリードを広げた。ここまで18試合で獲得したポイントは14・5ポイントと圧倒的。3・5ポイント獲得にとどまっている世界選抜が逆転するには最終日のシングルスマッチプレーで12戦全勝するしかなく、11勝1分けでもドロー。米国選抜の7大会連続勝利はほぼ確実なものとなった。

 世界ランク3位の松山英樹はフォアボールでジョナサン・ベガス(ベネズエラ)と組んでジャスティン・トーマス、ダニエル・バーガーのペアと対戦したが、3アンド2で敗れた。今季米ツアーで何度も優勝を争ってきたトーマスには今大会第1日のフォアサムでも敗れている。

 第3日の結果とスコアは以下の通り(イーブンの試合を除き、左側が勝利チーム)。

 ◆フォアサム

 〈第11試合〉

 米国選抜:ジョーダン・スピース&パトリック・リード 4アンド3 世界選抜:ジェーソン・デー(オーストラリア)&マーク・リーシュマン(オーストラリア)

 

 〈第12試合〉

 米国選抜:ダスティン・ジョンソン&マット・クーチャー 4アンド3 世界選抜:アダム・スコット(オーストラリア)&アダム・ハドウィン(カナダ)

 

 〈第13試合〉

 米国選抜:ケビン・キズナー&フィル・ミケルソン 2アンド1 世界選抜:ジョナサン・ベガス(ベネズエラ)&エミリアノ・グリジョ(アルゼンチン)

 

 〈第14試合〉

 世界選抜:ルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)&ブランデン・グレース(南アフリカ) イーブン 米国選抜:ジャスティン・トーマス&リッキー・ファウラー

 

 ◆フォアボール

 〈第15試合〉

 米国選抜:ジョーダン・スピース&パトリック・リード 2アンド1 世界選抜:ジェーソン・デー(オーストラリア)&ルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)

 

 〈第16試合〉

 米国選抜:ジャスティン・トーマス&ダニエル・バーガー 3アンド2 世界選抜:松山英樹&ジョナサン・ベガス(ベネズエラ)

 

 〈第17試合〉

 世界選抜:金シウ(韓国、39位)&アニルバン・ラヒリ(インド、68位) 1アップ 米国選抜:チャーリー・ホフマン&ケビン・チャペル

 

 〈第18試合〉

 米国選抜:ダスティン・ジョンソン&ブルックス・ケプカ 3アンド2 世界選抜:マーク・リーシュマン(オーストラリア)&ブランデン・グレース(南アフリカ)

 

 ◆プレジデンツ・カップ 世界選抜(欧州以外)と米国による対抗戦。米国と欧州の対抗戦「ライダーカップ」にならい94年に始まる。隔年開催で、通算成績は米国が9勝1敗1分けと圧倒。第3日までは2人1組でのプレー。第1日は1つのボールを交互に打つフォアサム5試合、第2日は2人のうちホールごとにスコアが良い方を採用するフォアボール5試合、第3日は午前にフォアサム4試合、午後にフォアボール4試合、最終日は1対1のマッチプレーで行われる。