昨年、史上最年少の17歳で初優勝した畑岡奈紗(18=森ビル)が大会連覇を成し遂げた。通算13アンダーの首位から出て8バーディー、1ボギーの65で回り、通算20アンダーの268。2位に8打差をつける独走Vで76、77年の樋口久子以来、40年ぶり史上2人目の連覇。

 畑岡の大会連覇を見届けた父仁一さんは感極まって涙を流した。最終組の3組前で逆転優勝した昨年大会とは違い、優勝を期待されながらの連覇に「重圧の中で大変だったと思う。精神的にたくましくなったのは米ツアーのおかげ」と両目からあふれる涙をハンカチで拭いた。また畑岡が来季以降も米ツアー参戦に意欲を見せており「本人の意思を尊重したい」とサポートを約束した。