2年ぶり2度目の優勝を目指す小平智(28)が、首位池田勇太と5打差の2位で最終日を迎える。

 逆転は簡単ではない。それでも小平は「そもそもトップ10に入ろうと思ってやっていないし、そこに興味はない。上(優勝)しか見ていない。最後まで諦めてはいないですし、1日で6アンダーを出すことだってできる。(最終日は)8アンダーくらいは出したい」と真剣な表情で語った。

 第3ラウンドは6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの68で、通算5アンダーとしている。

 第1日は64の好スコアで回り、第2日は雨の影響もあって73と落とした。

 最終日は第1日を超えるスコアが必要になるが、小平は「運が悪い中でも今日のようなスコアが出せるのは、実力がついてきたということ。もう攻めるしかない。前半からガンガン行きたい」と超強気。取材を終えると「練習に行く」と、休む間も惜しんで逆転優勝に向けて仕上げた。