日本ゴルフ協会の五輪競技対策本部は23日、強化委員会を開き、9月に現役引退した米ツアー9勝の宮里藍さん(32)に20年東京五輪代表女子コーチを要請することを決めた。

 同対策本部の山中博史副本部長によると、打診の段階で宮里さん本人は態度を保留しているという。現在、7月の全英女子オープン直前に倒れた父優さんのサポートにあたっているため、山中副本部長は「ご家族の事情がある。今の宮里さんの状況をみて、要請するタイミングは様子をみたい」と説明した。

 来年2月には宮崎県内で強化指定選手の合宿を計画している。倉本昌弘強化委員長は「時間とタイミングが合えば、宮里さんにお願いし、受けていただくことになるかもしれない」との希望を口にした。