男子ゴルフの元世界ランキング1位で、処方された薬や大麻を服用して無謀な運転をした罪に問われたタイガー・ウッズ選手(41)に対し、米フロリダ州パームビーチの裁判所は27日、有罪判決を言い渡した。AP通信によると、250ドル(約2万9千円)の罰金と1年間の保護観察処分となり、更生に必要な社会奉仕活動に既に参加しているという。

 ウッズ選手は5月に道路脇に止められていた車の中でエンジンがかかり、ウインカーもつけたままで寝ているところを発見され、アルコールまたは薬物の影響下で車を運転したとして米フロリダ州ジュピターで逮捕された。

 この日はサングラスをして黒いスーツ姿で出廷し、判決では裁判官の話にうなずいて聞いていたものの、法廷の外では取材に応じなかった。

 メジャー通算14勝を誇るウッズ選手は2月の欧州ツアーの大会で途中棄権したのを最後に腰のけがで戦列を離れている。