世界ランク4位の松山英樹(25=LEXUS)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算4オーバーの148で66位だった。同組で「63」をマークし、通算13アンダーまで伸ばして首位に浮上した世界ランク1位ダスティン・ジョンソン(33=米国)に完全に置いていかれる格好となり、大会連覇は厳しくなった。日本勢最上位は通算2アンダーで29位の谷原秀人(38)。大会は78選手が出場し、予選カットなしで4日間行われる。

 松山はショット、パットともに精度を欠き「大変でしたね」と肩を落とした。前半7番、ウエッジの第2打を寄せるのが極端に難しいグリーン左奥に外してしまいボギー先行。8、9番は連続で3パット、後半14番パー5もバンカーから寄せてバーディーチャンスにつけながら3パットボギーをたたいた。「どこも目指すところがなくなってしまうくらい悪い。少しでもいいものが出せるように練習したい」。上位から大きく離され、予選落ちがない中、残り2日間で状態を上げていきたい。