鈴木愛(23=セールスフォース)は2位フィニッシュで賞金ランキング1位に浮上した。約1512万円を稼ぎ、韓国ツアー出場などで先週から2試合連続で欠場中のキム・ハヌル(28=韓国)を抜き、約1139万円差をつけた。

 「(賞金ランクは)あんまり考えていなくて…とにかく優勝したかった」と試合終了直後は喜び半分の様子。それでも13年の森田理香子以来、4年ぶりとなる日本人の賞金女王に向けて大きく前進した。

 最終組で一緒にラウンドした世界ランク4位フォン・シャンシャン(28=中国)とは、最後まで優勝争いを繰り広げた。2打差の2位から7バーディー、2ボギーの68で回り、通算17アンダー199で日本勢の意地も示した。鈴木は「いつもだったら、すぐに諦めちゃうことが多いですけれど、絶対に諦めない気持ちと、パットが入れば必ず追いつくと思ってプレーしました。メンタル的にはすごく成長しました」と自ら及第点を出していた。