男子ゴルフのダンロップ・フェニックス(16日開幕、宮崎・フェニックスCC)のプロアマ戦が15日、同コースで行われた。

 ディフェンディングチャンピオンで6月の全米オープンを制している世界ランク10位ブルックス・ケプカ(27=米国)は公式会見に出席。「とてもエキサイトしています。去年のいい思い出が詰まったこの場所に戻ってこられることを楽しみにしていた。今週は、とにかく勝ちたい」と連覇への意欲をにじませた。

 メジャー覇者の仲間入りを果たしても「勝つ前も後も、自分は同じ人間。周りにいてくれる人のおかげで謙虚でいられる。メジャー1勝で終わるつもりはない。もっと2勝、3勝としていきたい」と貪欲に話す。そのメジャータイトルを争っていくであろう松山英樹(25)については「メジャーで勝つには運も必要。ただ、松山選手の実力、才能を考えると、勝つのは時間の問題だと思う。あと4年以内には間違いなくメジャーを勝ってくる選手だと思っている」と評した。

 世界ランクで言えば4位の松山と10位のケプカが今大会の優勝争いを盛り上げると見るのが自然な流れ。「ぜひタイトルを防衛できるように頑張りたい」と、あらためて闘志を燃やす飛ばし屋だが、1つ心配な点もあるという。昨年大会の優勝副賞でもらった宮崎牛1頭分の牛肉。「ベイヒル(3月のアーノルド・パーマー招待)の時にお客さんをいっぱい招いてパーティーを開いたんだ。知り合いのシェフに頼んで、みんなに振る舞ってもらった。いっぱい食べたんだけど、まだ冷蔵庫4台分くらい牛肉が残っている。宮崎ビーフが大好きだから今年も持って帰りたいけど、勝った分をどこにしまうかというのが心配事だね」と笑っていた。