来季ツアー出場権獲得に向け、諸見里しのぶ(31)と原江里菜(30)が、風邪による体調不良を抱えながら強行出場した。

 数日前から喉に痛みがあるという諸見里は、回復傾向にあるものの「気力が折れちゃうから、熱は測らないようにしています」と鼻声で明かした。それでも4バーディー、1ボギーの69で回り首位と1打差3位。10番で8メートル、14番では10メートルのバーディーパットを沈めるなど、とても体調不良とは思えないほどの好スコアを出した。

 賞金シード権を喪失して臨んだ原も「風邪ひいちゃいました」とガラガラ声。熱はなく、食欲もあるというが、1バーディー、2ボギーの73とスコアは伸びず。1オーバーの44位発進となり、原は「バーディーチャンスに付かなかったです。これでも我慢したスコア。でも4日間やれば、何とかなる」。ホールアウト後は「練習しないといけない」と話し、すぐに課題修正に向かった。