片山晋呉(44=イーグルポイントGC)が1イーグル、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算3アンダーの137で首位と2打差の2位に浮上した。

 1番でいきなりダブルボギー。「何かありましたね。覚えてないです」とかわしたが、スタート前にアクシデントが発生していた。使用するパターにつまずいた際、ネックが曲がって使えなくなってしまった。「メーカーも全然違う」というスペアのパターを入れてティーオフ。ダブルボギー直後の2番でバーディーを奪い返し、6番では10メートルのイーグルパットを沈めた。後半も2つのバーディーを重ね「別にそれ(パターを替えた動揺)はなかった。しょうがないですよね。いい方に転んだんじゃないですか。朝のトラブルからいったら、あれよあれよと」。百戦錬磨のベテランらしく、冷静に対処した。

 過去2度の優勝を誇る舞台。98年から大会最多となる20年連続で出続けてきた。「あんまり何も考えてないですね。楽~にやってますね」。優勝争いに加わってきても自然体を貫けるあたり、貫禄が漂う。