稲森佑貴(23=グリーンゴルフ練習場)が4バーディー、2ボギーの68で回り、通算3アンダーの137で首位と2打差の2位につけた。

 ハイライトは予選ラウンド2日間通算で最も難しいホールとなった名物の18番パー3。グリーン右手前約20ヤードからチップインで前日の池田勇太(31)に続く今大会2人目のバーディーを奪った。「ピンの位置がマウンドの上なので、ショートしないようにと思っていました。ショートしてしまうと、絶対に返ってきてしまう。緩めないように、狙う気持ちでいった」。カップに吸い込まれたボールを拾い上げると、ギャラリーへプレゼントした。「体に身を任せたら、勝手に投げてました。これはプレゼントしたいと思って」と笑顔で振り返った。

 ツアー初優勝も十分に狙える位置。「神様がくれたチャンスなのかなと思う。あと2日、自分のゴルフを着々としていきたい」と意気込んだ。