アジアツアーの今季最終戦に出場した賞金王の宮里優作は5バーディー、ノーボギーの67で回り、5アンダーで首位と5打差の8位につけた。

 後半アウトだけで5つスコアを伸ばし「グリーンは硬くて重い感じ。なかなか合わせられずに苦労しましたね。何とか後半になって少しはかみ合ってきたかなというところですかね」と振り返った。同組で世界ランク(WR)6位ジャスティン・ローズ(英国)が10バーディーを量産して首位発進。「さすがでしたね。ちゃんとうまくアジャストしてくるところはすごい」と世界屈指のショットメーカーに刺激も受けた。

 冬の日本から温暖なインドネシアへ移動しての試合。「今日は少し暖かいんで距離感を出しにくいところもあったけど、何とか修正できている。明日に向けて希望持てますね」とうなずいた。現在WR58位。今大会の結果次第では来年4月のマスターズにつながる年末時点のWR50位入りも見えてくるだけに、気合がみなぎっている。

 WR50位の小平智はエントリーしていたが欠場。WR51位ブラント・スネデカー(米国)はイーブンパーの77位だった。

 日本勢はアジアツアーで賞金ランク10位につける片岡大育が3アンダーの26位。秋吉翔太は2アンダーの36位、中西直人と高橋賢が1アンダーの60位、竹安俊也がイーブンパーの77位。川村昌弘は3オーバーの125位と出遅れた。