男子ゴルフで今季ツアー初優勝を飾るなど賞金ランク6位となった今平周吾(25=レオパレスリゾートグアム)が14日、都内で「感謝の集い」を開催した。

 スポンサー関係者や契約メーカー関係者を招待し、スーツでビシッと決めて登壇。「目標としていた初優勝を挙げることができてうれしく思います。賞金ランキングでも6位、(シーズン獲得賞金)1億円という数字にも届きまして、想像もしていなかった数字で驚いています」とシーズンを振り返った。1月にハワイで開催される米ツアー、ソニー・オープンから始動する来季に向けて「今年以上の成績を目指し、2勝3勝と積み上げていきたい」と力強く所信表明した。

 契約メーカーが同じである谷口徹(49)と藤田寛之(48)らからビデオメッセージも届いた。藤田には「実力、人気ともうなぎ上りで、来年も非常に期待できる選手。同じヤマハ契約選手として大変うれしく思っています」と称賛された後「スピーチは業界でも大変、有名です。無口な男です。これからもっと強い選手になって、大勢の前で話す場も増えてくると思います。一生懸命、しゃべるんだぞ」。シャイな性格をいじられ、苦笑するしかなかった。

 また、今平が小学校時代、メンバーコースが同じだった縁から大会で一緒の組になったこともあるフリーアナウンサー小倉智昭(70)も会場に駆けつけた。「日本で賞金王争いをするのはもちろんのこと、松山英樹に続いて米国のメジャーでも頑張ってほしい」と激励されたが、ここでも10月の世界選手権シリーズHSBCチャンピオンズで時差の勘違いから遅刻して失格になったことを「間抜けだぞ」といじられ、再び苦笑い。締めのあいさつで「遅刻せず、海外の試合でも活躍できる選手になりたいと思います」とアドリブを織り交ぜ、笑いを誘っていた。