世界ランク5位の松山英樹(25=LEXUS)は6バーディー、3ボギーと連日の70で回り、通算6アンダーの140で首位と4打差の8位につけて18年初戦を折り返した。後半は3ボギー先行から3バーディーを奪い返し、上位に踏みとどまった。マーク・リーシュマン(34=オーストラリア)とブライアン・ハーマン(30=米国)が通算10アンダーでトップに並んだ。

 強風にも松山は崩れなかった。一時は前半の貯金を吐き出したが、14、15番と連続バーディー。17番は11メートルのバーディーパットを沈めた。「ショットは、この風の中で最低限できているかな」としつつ「距離感は合ってきたけど、うまくラインが出せていない。パットに不安がある分、アプローチに影響している」。優勝争いには、ショートゲームの充実が鍵とみている。

 スタート前、星野仙一氏の訃報に接した。東北福祉大在籍時に星野氏が監督だった楽天戦の始球式を務めた。11年、東日本大震災の発生から初の本拠地開催となった試合。昨年、星野氏の野球殿堂入りが決まった際には祝福のメッセージを送るなど交流は続き、始球式の再登板オファーも受けていた。「今年中にどこかでできるかなと思っていたところで、ニュースを見てビックリだった。去年のうちに投げておけば良かったのかなという後悔は、すごくあります。偉大な人が亡くなって、すごく寂しいです」と口にした。