日本ゴルフツアー選手会長の石川遼(26=CASIO)が14日、伝道活動の一環として奈良市の奈良育英小を訪問した。

 午前中に児童にスナッグゴルフを指導。午後からは同校の全生徒120人の前で「特別授業」を開き、夢を持つことの大切さを訴えかけた。

 スナッグゴルフでは小学生の代表と“ガチンコ対決”。石川が1オンすると、2打のハンディーをもらった男子児童は2オンして粘りを見せた。石川は約5メートルの第2打を沈めて、1オン1パットと上出来の内容。児童から大きな拍手を浴び、大喜びしたのもつかの間だった。その直後に、なんと男子児童が約4メートルの第3打を沈めたのだ。

 石川は2打のハンディーを加えると計4打。男子児童は3打。小学生に金星? を与えた石川は「今度は勝負に負けないように頑張りたい。1打で上がれるようにします」と苦笑した。

 休み時間には校庭でサッカーを楽しむなど一日中、児童と交流。石川は「ジュニアのゴルフ人口が減っている」と危機感を抱きつつ「男子ツアーも面白いというところを、僕たちが増やしていきたい」と語った。