男子ゴルフの日本ツアー昨季賞金王、宮里優作(37=フリー)が8日、スポンサー契約を更新したヤナセから賞金王のお祝いとしてメルセデスベンツのSUV車「GLE350d4MATIC」(車両本体価格878万円)を贈呈された。

 同社の井出健義社長によれば、15年に賞金ランク2位となった宮里に対し「励みになれば」と賞金王戴冠のあかつきには、メルセデスベンツの車をプレゼントする約束が交わされていたという。都内で贈呈式に出席した宮里は「ヤナセさんの車に乗って移動を苦にすることなくトーナメントに臨むことができたことが、勝因の1つになったと心の底から思っています」とサポートへの感謝を口にした。その上で「願いがかなってうれしいですし、この車に乗って普段の生活ができると思うと、うれしいです。もしまた(車をいただける)チャンスがあれば、よろしくお願いします。何台でも、大丈夫です」と笑わせた。

 昨季まで担った選手会長のバトンを石川遼(26)に引き継ぎ、今季は欧州をはじめ海外の試合へ積極的に参戦する計画。まずは4月に初出場となるマスターズ(米ジョージア州)へ向け「体調を整えて万全で行きたい。ヤナセのロゴをかぶってマスターズで暴れたいと思います」と意気込む。国内開催の日本ツアーは昨季優勝の中日クラウンズが初戦となる見込みで「青木さんも、もう1期(日本ゴルフツアー機構の会長職を)やっていただけると思いますし、青木、石川の2トップでゴルフ界が盛り上がると思う。僕らもサポートしていきたい」と話した。