プロ4戦目での最速優勝を目指した新人の三浦桃香(19=フリー)は、終盤に崩れ10位に終わった。単独首位から出て15番まで1打差で優勝争いに加わる大健闘。だが残り3ホールで4つスコアを落とし、75で通算7アンダーの209。それでも3日間で大会最多1万4529人の観衆を動員する「桃香フィーバー」を起こした。フェービー・ヤオ(25=台湾)が同12アンダーで並んだ比嘉真美子とのプレーオフ(PO)を制し4年ぶり2勝目を挙げた。

 期待が大きいだけ悔しさが増した。大勢の観衆を引き連れて回った18ホール。三浦は15番まで1打差でV争いを繰り広げた。「緊張してたのかな」と漏らした16番でティーショットが乱れボギーをたたくと、続く17番で2度もバンカーにはまりダブルボギー。18番もボギー。逆転を狙った残り3ホールで4つスコアを落とし「力尽きちゃいました」と無理に笑った。

 闘病していた祖父孝哉さん(享年73)が今月初旬に他界。支えてくれたかの問いに「かなり…」と言ったまま黙り込んだ。本心は勝ちたかったが「簡単には勝てないですよ。心が疲れちゃいました」と必死に涙をこらえた。優勝は逃したが初のトップ10。人気と実力を備えた、新しいスターが生まれた。