上原彩子(34=モスバーガー)が、41年ぶりの快挙に近づいた。4バーディー、1ボギーの69で回り、通算12アンダーの276で8位。77年の全米女子プロ選手権を制した樋口久子以来となる日本人2人目のメジャーVには届かなかったものの、5打差から前半で一時首位に並び、メジャーでは10位だった昨年9月のエビアン選手権を上回る自己ベストとなった。

 頂点に迫り、上原は実感を込めて「やっぱりメジャーで勝つには運が必要」と言った。3連続バーディー発進。本人は確認していなかったが、6番を終えて首位を捉えた。ドライバーが突き抜けて深いラフに入った9番パー5でボギーをたたき、勢いが止まった。

 ジュニア時代から海外志向が強く「どんどん外国人と友達になった。英語で日記もつけていた」。異国になじみ、何とかシードを守り、13年から挑んだ米ツアーで戦い続けながら思う。「藍ちゃんがいなくなって明らかに変わった」。日本からの注目度が下がっていることを肌で感じた。「今回の成績で、少しでも今後取り上げてもらえるチャンスになるなら」と願った。

 メジャーで2大会続けて優勝争いに加わった。「たぶんみんな期待していないけど、自分が自分に一番、期待している。優勝は全然、遠いものじゃない」。確かな手応えをつかんだ。