石川遼(26=カシオ)が、8バーディー、ノーボギーの8アンダー、63で単独首位に立った。

 スタートの10番パー4でいきなりバーディーを奪うと、12番パー5ではロブショットのミスを、7メートルのパーパットを決めてカバーし、バーディーを奪い波に乗った。前半だけで5バーディー。後半も3つスコアを伸ばした。

 米ツアーの出場資格を失い、今季は国内ツアーを主戦場に戦う。12年以来、6年ぶりの国内開幕戦出場となったが、第1日から圧倒的な強さを見せつけた。それでも石川は「調子は(地区オープンで2連勝した)先週の方が良かった。少し手放しで喜べるような内容ではないし、納得いかないようなミスもあった。8アンダーは自分としては出来過ぎ」と厳しい自己診断を下した。また、前日に掲げた1ラウンド5バーディーの公約については「そこは遠慮無くいきたい。明日、2個に抑える必要はないですから」と、第2日以降も貪欲にねらっていく姿勢を見せた。