国内ツアー復帰戦となった石川遼は、あと1歩及ばず11アンダーで2位となった。

 前半は、1バーディー、1ボギーとスコアを伸ばせず苦しんだ。しかし、後半の16番で、約8メートルのパットを決めバーディーを奪うとガッツポーズも飛び出した。続く17番でもバーディーを奪い、1打差で迎えた最終18番。バーディーをねらったパットが外れ万事休す。それでも石川は選手会長として、ゴルファーとしての開幕戦に「100点満点」をつけた。「会長としては申し訳ないけど100点。これ以上はできません。選手としても今の100%が出せた」と胸を張った。

 ピンフラッグや熊本地震復興祈願のピンバッジなど、開幕戦で選手会長としてアイデアを実現させた。選手としては、前半を単独首位で引っ張り、最後まで優勝争いを演じた。優勝した重永に対し「気迫の部分でボクが重永さんに負けていた。1打1打を打っていても、そこで負けたくないと戦っていた。それが最後の1打差になった」と、そのプレーをたたえていた。