小平智(さとし、28=Admiral)が日本勢5人目となる米ツアー優勝を成し遂げた。6打差12位から7バーディー、2ボギーの66で回り、通算12アンダーの272で並んだ金シウ(22=韓国)とのプレーオフ(PO)を制した。

<記録アラカルト>

 ◆米ツアー日本人最速V 小平の出場15試合目の優勝は、松山英樹の26試合目を抜く日本人最速記録となった。青木功は53試合目、丸山茂樹も69試合目、今田竜二は108試合目だった。

 ◆2週でケタ違い 28位だった前週のメジャー、マスターズと今週の優勝を合わせ、2週だけで128万2450ドル(約1億4106万9500円)を稼いだ。昨季の日本ツアー賞金ランキング3位(1億3232万6556円)を上回る額を稼いだ。

 ◆米初優勝はプレーオフ 小平と同様、丸山は01年ミルウォーキー・オープン、今田は08年AT&Tクラシック、松山は14年メモリアルトーナメントでプレーオフを制して初優勝。女子でも岡本綾子が82年アリゾナ・コパークラシック、宮里藍が09年エビアン・マスターズでプレーオフに競り勝って初優勝した。