米男子ゴルフのRBCヘリテージで日本人5人目の優勝を飾った小平智(28=Admiral)が17日、羽田空港で優勝報告会見を行った。

 喜びとともに優勝の舞台裏も明かした。最終ラウンドのホールアウト時点では首位と2打差。日本ツアーでは昨年8月のフジサンケイ・クラシックしかプレーオフの経験がなく「人が落ちるのを期待して待つのも嫌だったし、ないだろうと思っていた」と振り返る。そんな気持ちで日本の古閑美保夫人(35)と電話で話すと「美保はプレーオフも結構、経験していて『何があるか分からない』と。賞金女王になった時も劇的な形だったから『ああいうこともあるから。練習してきな』と。あれが役に立ったと、今では思います」と笑顔で話した。

 昨年3月の結婚以降、さらに成績を伸ばしている。「食事の面だったり、洗濯だったり(生活面のサポートは)全てやってもらっている。体調管理も全部やってもらっているので、そこは、ゴルフにおいてすごく大きい。あとは友達と遊びたい時、あまり羽目を外しすぎると怒られるので(結果的に)ブレーキになってくれているのかな」。笑いも交えながら、感謝を口にした。