9年ぶり出場の石川遼(26=CASIO)が「やりたいことがなかなかできない」と嘆いた。

 3バーディー、5ボギーの74で回り、2オーバー。ホールアウト時点で暫定104位と出遅れた。

 再びドライバーに不安要素が出ており、石川は「13番はビックリした。自分史上、最大に曲がった」とため息をついた。13番パー4で、ティーショットが大きく右へ曲がり、15番との間の林へ飛んだ。そのホールは奇跡的にパーでしのいだが「(目標より)100ヤード近くも曲がっている」と首をひねり「フェーズがどこを向いているのか、分からない。あまり言いたくはないですけど」と明かした。

 昨年末にもドライバーの深刻な不振に陥っているが「あの時よりも悪いかも知れない。これだけできないのは初めて。自分の意志が弱いのか。曲がるのを恐れすぎているのか」と、何度もため息を吐いた。