小祝さくら(20=ニトリ)が7バーディー、ノーボギーの65で回り、7アンダーで単独首位発進した。

 グリーンを外したのは2ホールだけ。最終18番で4メートルのバーディーパットを決めるなど、4~5メートルの距離を次々とカップに沈めた。「今日は結構、思ったところに打ち出せた」。アマチュア時代の16年ニッポンハム・レディース第1ラウンドでも65をマークしているが「アマチュアの時に出した『65』はマグレみたいなものが多かったですけど、今回はショットをいいところにつけてバーディーを奪えた。アマチュアの時とは少し違いました」とうなずいた。

 アマチュア時代に勝った勝みなみや畑岡奈紗、今季初優勝を飾っている新垣比菜ら「黄金世代」の一角。「そこ(活躍する同年代)についてかないといけない、というのはありました。気が引き締まったというか、心の中でもっと頑張らなきゃ、というのがありました」と刺激を受け取っている。

 先週同組で回ったアン・ソンジュ(韓国)のマネジメント能力の高さに目を見張るなど、何もかもが勉強のツアールーキー。「スコアを気にせず、ゼロからだと思ってプレーできたら」と浮かれることなく言った。