東北福祉大3年の久保田皓也(ひろや、20)が、73年のツアー制度施行後では史上4人目となるアマチュアの優勝に王手をかけた。

 首位と3打差7位から出て6バーディー、1ボギーの67で回り、通算10アンダーの単独首位で最終日を迎える。

 女子ゴルフで黄金世代と呼ばれる勝みなみ、小祝さくら、新垣比菜らと同じ1998年生まれ。

 兵庫県神戸市出身。滝川二高時代には、今大会の開催コースでキャディーを務めていた久保田は「昨日までは100点満点のプレー。今日は150点のプレーができました。このコースは見なくても、だいたいのことは分かります」と笑顔で明かした。

 アマチュアのツアー優勝は、大学の先輩にあたる松山英樹が11年の三井住友VISA太平洋マスターズで達成して以来となる。久保田は「松山さんにはまだ名前を覚えてもらっていないと思う。今回で、少しでも覚えてもらえればうれしい」と語った。

 1打差2位に時松隆光、2打差3位には大会2連覇を目指す今平周吾が入った。