宮里優作は6バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの72で回り、2オーバーで138位だった。

 慢性的な腰痛に苦しみ、出場も危ぶまれていた。「今日の朝はホントに(腰の状態が)良かった。練習場でフィニッシュを取れるのがすごいうれしくて、ルンルンで出てっちゃった」。自ら「ビッシビシやった」と振り返るスタートから6ホールで5バーディーを奪った。

 上位争いも予感させたが、7番で暗転した。第2打あたりから腰に異変を感じ「腰がちょっと張ってきて、足が全く動かなくなってしまった」。ミスショットが大きく左右に散り始め、腰が回らず「アプローチもダフる」。5連続ボギーでオーバーパーまでスコアを落とすと、左ラフを渡り歩いた15番でダブルボギーをたたいた。「6ホールしかもたなかったね。後半は歩いてるだけって感じになってしまった」と苦笑するしかなかった。

 最終18番はグリーン右に切られたピンの反対側から超ロングパットを沈めて喝采を浴び、笑顔も見せたが「6個バーディーを取って、やっと2オーバー」と息を吐いた。午後3時40分(日本時間午後11時40分)スタートの最終組で回る第2日まで、少しでも回復に努める。