黄金世代の旗手、勝みなみ(20=明治安田生命)が、7バーディー、1ボギーの6アンダー、66で前週に続き今季3度目の首位発進をした。4アンダーの小祝さくら(20)、2アンダーの小倉ひまわり(19)と17年プロテスト合格の同期で、スコアを伸ばした。同じく同期の沖せいら(25)ら5人が6アンダーで首位に並んでいる。

 前週から連続、通算3度目の首位発進にも勝は不満顔だった。「今日のプレーで6アンダーはちょっと不満です。3メートル以内のパットを5回ぐらい外していますから」。夏風邪でせき込みながらのラウンド。それでも、しっかりスコアをまとめるところが、黄金世代の旗手と言われるゆえんだ。

 17年プロテスト合格の同期3人とのラウンドも、好スコアの要因だ。移動時にはオフの韓国旅行の話で盛り上がり、競技が始まればライバル心むき出しでスコアを伸ばしあう。勝と小倉が7個、小祝が4個とバーディーを取りまくった。

 仲のいい小祝と、大会前には韓国の人気グループ「Wanna One(ワナワン)」のコンサートを見に行き「このシーズンを戦えるくらい元気をもらった」。目前に迫るプロ初優勝へ「1年前と全然違う。特に先週から今週にかけてうまくなったかな」と手応えを感じている。