6年ぶりのツアー2勝目を目指す木戸愛(28=ゼンリン)が、6アンダー、66で回り、首位と3打差の2位につけた。ミスをしても笑う「スマイル作戦」で、5番ボギーのあと6番でイーグル。その後、一気にスコアを伸ばした。

 出だしの1番でバーディースタートも、5番でボギー。木戸は笑いながら6番に向かった。ラフから189ヤードを5番ユーティリティーで打った2打目が入りイーグル。流れが変わってスコアを伸ばした。「今日はミスしても笑うようにして、それがいい方向にいった」。2位フィニッシュに笑顔で話した。

 12年サマンサタバサ・レディースでの優勝から6年も勝っていない。「考えすぎるところがある」とキャディーと相談し、スマイル作戦を考えついた。父でプロレスラーの木戸修からも「今季よく練習を続け、前向きな考えをしっかり持つこと」とアドバイスされ、自分を見つめ直した。

 今季の黄金世代の活躍や自分より若い選手の優勝も刺激になっている。「まだまだ私もここから頑張ります」。第2日以降も「メンタルをフラットに保って」と木戸。6年ぶりの復活優勝を目指す。