黄金世代のビジュアル系、松田鈴英(20=ニトリ)が14アンダーで自己最高の3位に入った。優勝の黄アルム(30=韓国)と8打差7位から一時3打差に肉薄。ルーキー・オブ・ザNEC軽井沢72賞も受賞。獲得賞金約2274万円で来季シード権もほぼ確実にした。黄は通算17アンダーで3日間首位を守る完全優勝。今季2勝目、通算3勝目。

 松田がバーディーラッシュで黄の独走となった優勝争いを盛り上げた。コースレコードの63にあと1と迫る64。一時は黄に3打差に迫るなど、14アンダーで自己最高成績の3位フィニッシュ。「今日は本当に満足」と喜びを爆発させた。この成績でルーキー・オブ・ザNEC軽井沢72賞も受賞。04年には宮里藍さんも取ったタイトルで、この大会での新人NO・1に輝いた。獲得賞金も2273万5800円となり、昨季の賞金ランク50位の金額をクリア。来季のシード権獲得をほぼ確実にし「今季の最大の目標だったので、うれしい」。167センチのスラリとした長身に小顔の美人。黄金世代の実力者は「残りの試合で1回優勝したい」と新たな目標を口にした。