男子ゴルフの尾崎将司(71)の呼び掛けで8月に設立された、NPO法人「JUMBOスポーツ・ソリューション」が8日、神奈川県内でジュニアレッスンイベント「ジュニアレッスンサーキットin関東」を開催した。

コーチングスタッフとして増田伸洋(45)、谷口拓也(39)、河野晃一郎(37)、市原弘大(36)、重永亜斗夢(30)、藤本佳則(28)、木下稜介(27)、吉田弓美子(31)、一ノ瀬優希(30)、藤田光里(24)、鬼頭桜(23)と男女ともに多くのツアープロが参加した。

21人のジュニアゴルファーを約2時間、みっちりと指導した。レッスン後は参加したジュニア選手だけでなく、その親からも質問を受け付け、プロが回答。中高生年代の筋力トレーニングの是非について問われた増田は「長持ちする選手、小さいけど飛ばす選手がいますが、トレーニングの成果です。やり方さえ間違えなければ、中学生の後半くらいから始めてもいいと思います。あとはしっかりと食べることも重要です」とアドバイス。尾崎智春理事長(47)は「今日教わったことをゴルフノートや日記に書いて、忘れずに自分を磨いてほしい」とエールを送った。

今年1月にも尾崎のジュニアイベントに参加した谷口は「ジュニアの子どもたちのスイングスキルは上がっていると感じる。一方で親がゴルフをしない子どもたちも増えて、ゴルフがうまくなりたい子どものために何をしたらいいか分からないという人も多い。テレビで活躍しているようなツアープロの言葉は参考になるだろうし、いい思い出にもなると思う」。今季初優勝を飾った重永も「底上げのためにも、全国でこういう機会を設けていきたいですね」と意欲的に話した。福岡、神奈川に続き、来年1月には千葉県内で3度目の開催を予定している。