前日の第3ラウンドまで4人が首位に並んだ大激戦の優勝争いを、勝みなみ(20)が1歩リードした。

最終組が前半を終了し、首位から出た勝は4バーディー、ボギーなし。通算17アンダーの単独首位で折り返した。15歳だった14年4月にアマチュアでツアー優勝。このまま勝てば、プロ転向後、初のレギュラーツアー優勝になる。

同15アンダーの2打差2位に松田鈴英。首位から出た松田は9ホールを終えて3バーディー、1ボギー。9番パー5ではグリーン手前のエッジから約15メートルのチップインバーディーを挙げて、観衆を沸かせた。

首位と3打差3位には、日本人では史上5人目となるアマチュアのツアー優勝を目指す東海大大阪仰星高3年の上野菜々子(18)と、15ホールを終えた菊地絵理香、比嘉真美子が続いた。

優勝すれば賞金女王の可能性が残る申ジエは同12アンダーの7位。このまま申が優勝を逃せば、アン・ソンジュの4年ぶり賞金女王が決まる。