日本ゴルフツアー選手会の理事会が4日、都内のホテルで行われ、2年目を迎える石川遼会長(27=CASIO)が、本年度の指針を示した。

就任1年目だった昨年は、ピンフラッグの販売やヒーローインタビュー、フューチャーゴルフツアーを行うなど人気回復へ改革に乗り出した。ピンフラッグは昨年、約7700枚を販売。売り上げの一部を被災地に寄付するなど復興支援にも積極的に取り組んできた。「今年も引き続きやっていきたい。1年やって見えたこともある。ファンサービスを行いファンとの距離を縮めていきたい」と抱負を語った。

また、理事会では日本ゴルフツアー機構(JGTO)からファン交流イベント実施の提案がされ、選手会と意見を密に交換した。「以前は対立などもあったが、選手とJGTOの風通しが良くなっていると感じている」と手ごたえを話した。

副会長には、18年ツアー賞金王の今平周吾、池田勇太が就任した。石川と新理事の秋吉翔太は、復興支援担当も務める。