首位と10打差(通算3アンダー)の25位から出た松山英樹(27=LEXUS)は、3バーディー、3ボギーの72で回り、通算3アンダーの285で32位にとどまり、8度目の挑戦も頂点には届かなかった。「残念ですね」と短い言葉に悔しさをにじませた。

前半の4番で約7メートルの長いパットを沈め、バーディーが先行したが、続く5番ですぐにボギーとして波に乗れない。8番でもバーディーを奪い勢いに乗るかと思われたものの、10番で再びボギーをたたいた。「1月からショットは悪い日もありましたけど、感覚的なズレがこんなに大きくズレたことがなかった。それがここにきて練習ラウンドをしてズレたことが一番悔しいですね」と振り返った。

5月にはメジャー第2弾となる全米プロゴルフ選手権(米ニューヨーク)を迎える。「3カ月うまくいっていたものがいきなりここで悪くなるということは、何か原因があると思う。それをゆっくり考えて、次のメジャーに向けてはこういうことがないようにしたい」と前向きに話した。

11年ぶりにメジャー制覇を遂げたタイガー・ウッズ(米国)に対しては、「何の不思議もなく、普通にやればそういう力はある人だと思う。そういうところでやってみたいというのが今の気持ちですね」と話した。

また11年の松山以来となるローアマを目指した金谷拓実(20=東北福祉大3年)は、2バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの78と崩れ、通算5オーバーの293で58位。ローアマを逃した。小平智(29=Admiral)は、2バーディー、6ボギーの76で回り、通算6オーバーの294で61位だった。