AIG全英女子オープンで日本勢42年ぶりのメジャー制覇を達成した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、国内凱旋(がいせん)試合に出場した。同じ黄金世代の小祝さくら(21)、前週優勝の成田美寿々(26)と同組。会場は朝から雨が降り続いたが、午前10時40分のスタート直後にピタリとやんだ。

大勢のギャラリーの中で回った前半は1バーディー、2ボギーで1オーバー。ホール間の移動の際には、子供だけにハイタッチする姿が見られた。後半は3バーディー、ノーボギーの33で回り2アンダーでホールアウト。11位タイで第1日を終えた。

北海道meijiカップ 笑顔で1番をスタートする渋野(撮影・黒川智章)
北海道meijiカップ 笑顔で1番をスタートする渋野(撮影・黒川智章)

第1日 アウト3199ヤード=パー36、イン3332ヤード=パー36


ホール
パ ー36
渋 野37


ホール101112131415161718
パ ー36
渋 野33

※・はパー、◎はイーグル、○はバーディー、△はボギー、□はダブルボギー


以下、ホールごとの詳細(※<>内数字は打数)。


1番393ヤード パー4=ボギー

 <1>ティーショットはフェアウエー中央へ

 <2>グリーン手前へ

 <3>アプローチがショート

 <4>ピンから5メートルのパーパットは惜しくも外れる

 <5>50センチを入れてボギー

北海道meijiカップ 1番でティーショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)
北海道meijiカップ 1番でティーショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)

2番168ヤード パー3=パー

 <1>グリーン左4メートルへ

 <2>4メートルのバーディーパットを外す

 <3>約50センチを沈めパー

3番388ヤード パー4=パー

 <1>フェアウエー中央

 <2>グリーン右に乗せ2オン

 <3>4メートルのバーディーパットを左に外す

 <4>1メートルのパーパットを沈めパー

4番374ヤード パー4=パー

 <1>ティーショットは左ラフ

 <2>アゲンストの風に戻されグリーン手前のラフへ

 <3>アプローチをピン右2メートルへ寄せる

 <4>2メートルを入れてパー

5番387ヤード パー4=パー

 <1>ティーショットを打つ際にギャラリーの携帯電話のフラッシュを気にし、フェアウエー左へ

 <2>ピン手前2メートルに付ける

 <3>惜しくもバーディーチャンスを逃す

 <4>約50センチを入れてパー

6番555ヤード パー5=バーディー

6番セカンドショット前に笑顔でチョコを食べる渋野(撮影・佐藤翔太)
6番セカンドショット前に笑顔でチョコを食べる渋野(撮影・佐藤翔太)

 <1>フェアウエー中央

 <2>刻んでフェアウエー中央へ

 <3>ピン手前2メートルに寄せる

 <4>2メートルのバーディーパットを沈めて通算イーブンパーに戻す

 チョコレートを食べてエネルギーチャージして、見事バーディーを奪った。

7番136ヤード パー3=ボギー

 <1>一度グリーンに乗ったが傾斜で手前にこぼれる

 <2>アプローチはピン2メートルへ

 <3>惜しくも右に外す

 <4>約50センチを入れてボギー

8番327ヤード パー4=パー

北海道meijiカップ 8番を終え子どもとハイタッチする渋野(撮影・黒川智章)
北海道meijiカップ 8番を終え子どもとハイタッチする渋野(撮影・黒川智章)

 <1>フェアウエー中央

 <2>ピン5メートルへ

 <3>バーディーパットを惜しくも外す

 <4>約50センチを入れてパー

 9番に向かう途中、赤ちゃんに手を伸ばして軽く触れるようなハイタッチ。優しく、ファンを大事にする光景が垣間見られた。


9番471ヤード パー5=パー

9番を終え子供とタッチを交わしながら移動する渋野(撮影・佐藤翔太)
9番を終え子供とタッチを交わしながら移動する渋野(撮影・佐藤翔太)

 <1>フェアウエー中央

 <2>グリーン手前へ

 <3>アプローチはピン3メートルへ

 <4>バーディーチャンスを惜しくも外す

 <5>約30センチを入れてパー


 引きあげる際、子どもに一瞬だけ右手でハイタッチして、再び触れ合う。約40分の休憩の後に、後半へ。

10番392ヤード パー4=パー

 <1>ティーショットを大きく右に曲げて傾斜へ

 <2>傾斜からの難しいショットをグリーンへ

 <3>約10メートルのパットをピン側1メートルに寄せる

 <4>1メートルを沈めてパー

11番376ヤード パー4=パー

 <1>フェアウエー右へ

 <2>グリーン手前40ヤードへ

 <3>ピン側50センチにピタリと寄せる

 <4>50センチのパーパットを沈める

12番531ヤード パー5=バーディー

 <1>ティーショットは右ラフへ

 <2>グリーン手前50ヤードへ

 <3>56度のウエッジで打った球がピンを直撃しカップが壊れる

 <4>跳ね返った約6メートルのバーディーパットを入れる

13番392ヤード パー4=パー

 <1>フェアウエー左へ

 <2>グリーン右手前へ

 <3>アプローチをピン2メートルに寄せる

 <4>2メートルを入れてパー

14番192ヤード パー3=パー

 <1>グリーン奥のラフへ

 <2>約10ヤードのアプローチは1メートルオーバー

 <3>1メートルを入れてパー

15番367ヤード パー4=パー

 <1>フェアウエー中央へ

 <2>グリーン左のラフへ

 <3>アプローチをピン側50センチにピタリと付ける

 <4>50センチを入れてパー

16番364ヤード パー4=バーディー

 <1>ティーショットは左ラフへ

 <2>傾斜からの難しいショットをピン4メートルに付ける

 <3>4メートルのバーディーパットを沈める

17番163ヤード パー3=パー

 <1>ティーショットはピン左3メートルへ

 <2>バーディーチャンスはカップに蹴られる

 <3>約50センチを入れてパー

18番555ヤード パー5=バーディー

 <1>フェアウエー右へ

 <2>刻んでフェアウエーへ

 <3>残り80ヤードをウエッジでバックスピンをかけピン手前2メートルへ

 <4>2メートルのバーディーパットを沈める

2アンダーでホールアウト。

10日の第2ラウンドは全美貞、蛭田みな美と同組。午前9時に1番からスタートする。