AIG全英女子オープンを制した渋野日向子（20＝RSK山陽放送）が、笑顔の採点システムに挑戦した。

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世界が注目したシンデレラスマイルは何点？　大会を主催するNECがこの日、来年の東京オリンピック（五輪）で採用する顔認証システムで笑顔を採点した。16日の第1日に、渋野と同組になった松田鈴英と安田祐香は100点。ホステスプロの原江里菜は1発で、勝みなみは2度目の挑戦で満点を出し、小林浩美会長は99・9点。

最後に挑戦した渋野は予想外の結果になった。1回目は97・2点、2回目も96・6点。渋野は「笑顔のキープは無理。100点じゃなかったので、ぜひともスマイルシンデレラの称号は止めていただきたいっす」と笑い飛ばした。

AI（人工知能）技術を採用したNECの顔認証は、国際コンテストで09年から世界一に立ち続けている。同社の山本五輪推進本部部長は「口角が上がり、目尻が下がる、分かりやすい笑顔が基準」と説明。世界が認めた渋野スマイルは、AIにだけは通用しなかったようで…。【益子浩一】