V率100%だ! 石川遼(27=CASIO)が、5バーディー、ノーボギーの67で回り、通算16アンダー、200で第1日からのトップを守った。通算15勝のうち、3日間首位をキープした試合は過去2試合あるがいずれも優勝している。吉兆データも味方につけ、17年の宮里優作以来、自身初の2試合連続優勝を狙う。

3つスコアを伸ばして迎えた後半の11番パー4。石川は、第2打を池に入れたが引きずらない。残り155ヤードの第3打を9番アイアンで振り抜くと、ピンそば50センチにぴたりとつけてパーを拾った。パー5の13番でも第2打がグリーン手前の池に落ちたが、ラフにドロップしての4打目を70ヤード先のピンに絡めてパーをセーブした。「チャレンジャーの気持ちで打った。すっきりしているので途切れずにいけた」と納得した。

池に2度入れながらもボギーなしで、2位と3打差に広げた。「吉兆」データも背中を押す。3日間首位を守った試合は2戦2勝。さらに、3日目に首位だった過去11試合のうち、2位に2打差以上つけた6試合はいずれも優勝している。「久しぶりの感覚だし、首位は居心地が悪い」と話すが、「プレッシャーがあった方が後悔しないプレーができる」と、自身初の2戦連続となる16勝へ力を込めた。【松末守司】