首位と10打差の27位で出た畑岡奈紗(20=森ビル)は18位に浮上した。5バーディー、3ボギーの70で回って通算9アンダー147に伸ばしたものの、首位と10打差は変わらなかった。上原彩子は通算6アンダーの38位、横峯さくらも通算4アンダーの55位に後退した。64の好スコアを出した18歳のイエリミ・ノウ(米国)が通算19アンダーまで伸ばし、首位に浮上。3打差2位にハンナ・グリーン(オーストラリア)がつけた。

前半2~5番まで4連続バーディーを奪った畑岡だが、8番でボギーをたたいた後から勢いが止まった。後半11番パー4で3オン2バットでボギー。15番でもボギーをたたいた。16番で約10メートルのバーディーパットをねじ込んで意地をみせた畑岡は「スタートは良い感じでいけたと思いますけれど、やっぱりバックナインが課題かなと思います。1つのボギーで流れが変わってしまうのが、このコース。しっかりパーセーブしてチャンスにしっかり決めていけるようにしたい」と口にした。

調子は上向きではあるものの、好機になかなかパッティングを決められない歯がゆい3日間となった。「あと1筋ですね」とパッティングへの意識を高めつつ、最終日に向け「明日こそビッグスコアを出して上位に絡んでいければと思います」と意欲を示していた。