今季限りで本格的なツアー参戦からの撤退を表明しているツアー通算7勝の佐伯三貴(35=大和ハウス工業)が通算4オーバー、80位で予選落ちした。

今後の主催者推薦出場などを否定していないものの、現状では実質的な“引退試合”とあって、東北福祉大の後輩・原江里菜らが最終グリーン脇で待ち構える中、ホールアウト。「私は絶対泣かない、いや泣けないと思っていたけど、江里菜が泣いたから、もらい泣きしてしまった」。

また同大ゴルフ部の阿部靖彦監督がサプライズでコースを訪れた。同大出身である松山英樹のメッセージ入り花束を手渡され、肩を抱かれて涙が止まらなくなった。

佐伯はこの日77。「最後まで下手だな、ゴルフって難しいなと思ったけど、2日間、楽しかったです」と感慨深げだった。