逆転賞金女王に挑む渋野日向子(21=RSK山陽放送)が、首位と3打差3位のV圏内で折り返した。

4番パー4で第2打をシャンク。ボギーが先行したが3バーディーで巻き返し、2日連続70の通算4アンダーの140とした。日本選手最高位で、女王を争う鈴木愛(25)と申ジエ(31=韓国)は同1オーバーの17位。逆転戴冠の条件「単独2位以上」と、ツアー本格参戦1年目で初の国内メジャー2勝も視界に入った。首位はテレサ・ルー(32=台湾)。

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◆渋野の女王戴冠条件 渋野は賞金ランク3位で、1位鈴木と約1511万円差、2位申ジエと約12万円差だ。自力はなく「鈴木、申ジエより上位に入る単独2位以上」が前提。その上で「単独2位」なら「鈴木9位タイ(3人)以下、申ジエ3位以下」。「優勝」なら「鈴木2位タイ(2人)以下」で女王戴冠が決まる。第2R終了時点の順位を最終成績と仮定すれば、渋野は2人の3位タイで賞金約1070万円を獲得。3人の17位タイで並ぶ鈴木、申ジエは約65万円を獲得。加算すると、女王は賞金約1億5368万円で鈴木、渋野は同約1億4861万円で、鈴木に約507万円及ばず2位となる。