日本とフィリピンの両国籍を持つ笹生優花(18)が3バーディー、2ボギーの72で回り、通算4アンダー、288で25位に入った。

3アンダー39位から出て、前半は3番パー4、8番パー4でバーディー。後半も14番パー4でバーディーを奪い、6アンダーまでスコアを伸ばしたが、終盤に2ボギー。プロデビュー戦となった前週のISPSハンダ・ビック・オープンでは予選落ちしたが、2戦目では予選も通過し、スコアを伸ばして競技を終えた。

「ドライバーが自分の命で、それが良かったら自分のゴルフにつながるが、今週はその1Wが崩れなかったのが良かった。今週はまだ伸ばせたかと思うが、先週の経験は生かせた」と振り返った。昨年のJLPGAプロテストに合格。3月5日からの国内ツアー開幕戦、ダイキンオーキッド・レディース(沖縄)が次戦となる。

「勝ちたいは勝ちたいので練習しますけど、プレーしているときは勝ちたい気持ちを抑えて。ゴルフに集中して楽しんでやりたい」と抱負を語った。また、フィリピン代表として東京オリンピック(五輪)出場の可能性もあるが「出られたらうれしい」と話していた。

◆五輪出場資格 東京五輪には60人が出場でき、男子は6月22日、女子は6月29日時点で国際ゴルフ連盟が定めた五輪ランキング(世界ランキングをもとに算出)上位15人が自動的に出場権を得る。15人の中では各国最大4人が出場できる。15位以内に1人しか入っていない国は、16位以下の上位1人が出場できる。15位以内に入っていない国は、16位以下の最大2人までが出場可能。その他、5大陸ごとに各1人の出場枠がある。