全米プロゴルフ協会(PGA)は13日、開催中の米ツアー、ザ・プレーヤーズ選手権の第2ラウンド以降の中止と、4月のマスターズまでの4試合の中止を発表した。

12日に始まったザ・プレーヤーズ選手権は、第1ラウンドはギャラリーを入れて開催した。3シーズンぶりのツアー優勝を目指す松山英樹(27=LEXUS)は、スタートの10番から4連続バーディー。コースレコードタイの63をマークし、9アンダーで暫定の単独首位に立っていた。

その好発進も幻と化した。第1日終了後に第2ラウンド以降は無観客で行うと発表していたPGAは、わずか数時間で方針を変更。同大会から、今年最初のメジャー、マスターズ前週のバレロ・テキサス・オープン(4月2日開幕)までの全試合を中止すると発表した。

松山はプレー終了後、コースレコードタイに「うれしい」と喜んでいたが「いつ中止になるか」と心配も口にしていた。無観客で開催と聞いた時には「初日良くて、2日目からないですと言われるよりはまし」と話していたが、その夜に不安は現実のものとなってしまった。