今年4戦2勝のルーキー笹生優花(19=ICTSI)が、通算6アンダーのV圏内で予選通過を確実にした。首位と2打差5位からスタートし、4バーディー、2ボギーの70でスコアを2つ伸ばした。

後半4番から3連続バーディーを奪ったが「それで気持ちが乗ってくるとか、あまり気にせず、バーディーでもボギーでも普通にプレーしようと思いました」という。

この日は前半に強めの風が吹き、雨も降った。後半で天気が落ち着いた。「風とかの影響がないわけではないですが、それもゴルフと思う」。16番で2・5メートル、17番で1・5メートルのパーパットがあったが「自分のルーティンを壊す必要がないので」と、ラインを読み、アドレスに入り、打つまでのテンポをバーディーパットなどの場面とほぼ変えず、きっちりパーをセーブした。

大会史上初の10代優勝の可能性がある。優勝への意識を問われると「予選通過はすごくうれしい。でも、まだ36ホールあるから、今の時点で(優勝は)全然考えていません」。女ウッズは、やるべきことを淡々と積み重ねていく。